徒然なるままに読書

書評から日々の考え事まで綴ります

監視社会の真実 映画『善き人のためのソナタ』

あらすじ

1984年、東西冷戦下のベルリン。
壁の向こうで、何が起こっていたのか?
反体制を取り締まる国家保安局""シュタージ""絶対的な権力の下で、プライベートは存在しない。
ようやく明かされた""監視国家""の真実。

 

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国家とはなにか? 書評『国家の社会学』

あらすじ          著:佐藤 成基
国家とはどういう集団で、どういった機能をもち、社会や経済、政治、私たちの生活とどういう関係にあるのか。「国家とは何か」という基本的な疑問からナショナリズム社会福祉グローバル化といった現代的な課題までをレクチャーする概説書。読書案内つき。

 

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国家を揺るがした大事件 書評『天皇と東大〈2〉激突する右翼と左翼』

あらすじ    著:立花 隆
国家主義の台頭と左翼への圧力――
明治は去り、日本は右傾化の道をひたすらに歩み始める。大正デモクラシーから血盟団事件へ、歴史の転回点で東大が果たした役割とは。
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ギャンブルの先に見たものは 映画『ハスラー』

あらすじ
ギャンブルの世界に生きる男たちの息詰まる死闘と、全編の3分の2に渡る白熱のプール・シーンを、流麗なジャズのメロディにのせて描く迫真のドラマ。抜群の才能を持ち、若くして名をあげたハスラー、エディがシカゴ一の勝負師ミネソタとの宿命の対決に挑んでいく。
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戦争を支える補給 書評『補給戦―何が勝敗を決定するのか』

あらすじ      著:マーチン・ファン クレフェルト
ナポレオン戦争から第二次世界大戦ノルマンディー上陸作戦に至るまでの代表的な戦闘を「補給」という観点から徹底的に分析。補給の計画、実施、戦闘への影響を、弾薬、食糧等の具体的な数値と計算に基づいて説明し、補給こそが戦いの勝敗を決するということを初めて明快に論じた名著。待望の復刊。
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