徒然なるままに読書

書評から日々の考え事まで綴ります

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

書評『働くアリに幸せを 存続と滅びの組織論』

あらすじ 著:長谷川 英裕 なぜ、この世は生きづらいのか――?自分の意のままにならない他者とともに生きなければならない「社会」を持っている私たち人間。もし社会に参加しなくても生きていけるなら、煩わしさがなく、コストを払わなくても済む分だけ、一人…

書評『ファウスト 第一部』

あらすじ 著:ゲーテ ゲーテ(1749‐1832)はこの大作を24歳で書きはじめて82歳で書きおえ、83歳で没した。詩人の天才をもってしても完成に殆ど全生涯を要したのである。『ファウスト』第1部では、学問の無力に絶望した大学者ファウストが悪魔メフィストの助力…

書評『ティーンコート―少年が少年を立ち直らせる裁判』

あらすじ 著:山口 直也(編集)

書評『ロールズ』

あらすじ 著:川本 隆史 正義の原理―「公正としての正義」はどのようにして達成可能か。「最大幸福原理」のみを追求する功利主義の克服をめざしたロールズは、社会契約説を現代の視点から再構成した「正義の二原理」を提唱する。―選挙権・被選挙権を保障する…

書評『BEATLESS』

あらすじ 著:長谷 敏司 今から一〇〇年後の未来。社会のほとんどをhIEと呼ばれる人型ロボットに任せた世界。人類の知恵を超えた超高度AIが登場し、人類の技術をはるかに凌駕した物質「人類未到産物」が生まれ始めた。黒い棺桶のようなデバイスを持つレイシ…