徒然なるままに読書

書評から日々の考え事まで綴ります

イスラーム国とはなにか? 書評『イスラーム国の衝撃』

あらすじ     著:池内 恵
既存の国境を越えて活動し、住民から徴税し、「国家樹立」をも宣言した「イスラーム国」―なぜ不気味なのか?どこが新しいのか?組織原理、根本思想、資金源、メディア戦略、誕生の背景から、その実態を明らかにする。

 

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監視社会の真実 映画『善き人のためのソナタ』

あらすじ

1984年、東西冷戦下のベルリン。
壁の向こうで、何が起こっていたのか?
反体制を取り締まる国家保安局""シュタージ""絶対的な権力の下で、プライベートは存在しない。
ようやく明かされた""監視国家""の真実。

 

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国家とはなにか? 書評『国家の社会学』

あらすじ          著:佐藤 成基
国家とはどういう集団で、どういった機能をもち、社会や経済、政治、私たちの生活とどういう関係にあるのか。「国家とは何か」という基本的な疑問からナショナリズム社会福祉グローバル化といった現代的な課題までをレクチャーする概説書。読書案内つき。

 

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国家を揺るがした大事件 書評『天皇と東大〈2〉激突する右翼と左翼』

あらすじ    著:立花 隆
国家主義の台頭と左翼への圧力――
明治は去り、日本は右傾化の道をひたすらに歩み始める。大正デモクラシーから血盟団事件へ、歴史の転回点で東大が果たした役割とは。
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ギャンブルの先に見たものは 映画『ハスラー』

あらすじ
ギャンブルの世界に生きる男たちの息詰まる死闘と、全編の3分の2に渡る白熱のプール・シーンを、流麗なジャズのメロディにのせて描く迫真のドラマ。抜群の才能を持ち、若くして名をあげたハスラー、エディがシカゴ一の勝負師ミネソタとの宿命の対決に挑んでいく。
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