徒然なるままに読書

書評から日々の考え事まで綴ります

映画『エンダーのゲーム』

あらすじ
強大な軍事力を持つ昆虫型生命体、フォーミックとの宇宙戦争を続けている人類。その第2次侵攻に備えるべく、世界中から優れた少年兵士たちが防衛軍ベースキャンプのバトルスクールへと集められ、宇宙で戦う技術と知識をたたき込まれていた。そんな中、戦いを終わらせる特殊な能力を秘めているとして少年エンダー(エイサ・バターフィールド)もベースキャンプに送られる。生命を持つ者同士が戦争で殺し合うことに強い疑問を抱きながらも戦士の才覚を発揮し、少年戦士の指揮官となるエンダーだった。

 

  "サード"の子というのは何を指しているのか単に第三子を指しているのかが分からなかったけれども戦闘シーンだけではなく心理描写のよく描かれていておもしろかったです。

 最終決戦でエンダーは模擬戦と思って臨みましたが実際は実戦だったという結末に。実戦と知っていたら犠牲者を最小にしようと、またフォーミックとの意思疎通が可能かを調べてもしかしたら和平を結べたかもしれません。アメリカでも無人機をゲーマーに遠隔操作させ運用する作戦があることを知りこれと近いものがあると思いました。

 結局エンダーは一種族を滅亡寸前にまで追い詰めましたが、侵略の過去がある以上当然だと考えることもできます。それでも平和共存への道があると信じたいです。映画の中に限らず。