徒然なるままに読書

書評から日々の考え事まで綴ります

2014-11-07から1日間の記事一覧

もし生涯に『ウェルテル』が自分のために書かれたと感じるような時期がないなら,その人は不幸だ 書評『若きウェルテルの悩み』

あらすじ 著:ゲーテ 親友のいいなずけロッテに対するウェルテルのひたむきな愛とその破局を描いたこの書簡体小説には、ゲーテ(1749‐1832)が味わった若き日の情感と陶酔、不安と絶望が類いまれな抒情の言葉をもって吐露されている。晩年、詩人は「もし生涯に…